最強の農起業!――ブルーベリー観光農園で失敗しない農業経営
- 著者:畔柳茂樹
- 出版社:かんき出版
- 出版日:2017/06/09
- ISBN:9784761272609
書評
「営業日は年60日ほどでも年収2000万円超」という観光ブルーベリー農園の設計図。鍵は“無人栽培”“観光農園システム”“IT集客”の3本柱で、生産性を徹底して上げる発想にある。農業を根性論でなく、事業モデルとして組み立てたい人の実務書。
【どんな本?】
脱サラ後にブルーベリー観光農園を立ち上げ、短い営業期間で高収益を実現した著者が、その仕組みを“農業経営の型”としてまとめた一冊。ポイントは「農業=作って出荷」ではなく、「体験を売る」観光農園として設計し直すこと。さらに、現場の労働を減らす栽培・運営の工夫と、ネット/メディアを使った集客まで含めて、ビジネスとして一気通貫で語られる。
【刺さるポイント】
本書が強いのは、“農業で儲ける”を精神論で終わらせず、生産性(時間当たり・人当たり)で徹底的に分解している点。成功の柱として掲げられる「無人栽培」「観光農園システム」「IT集客」は、どれも「手間を減らし、付加価値と集客を増やす」方向に揃っている。結果、規模拡大よりも“スモール&コンパクトに高付加価値”という戦い方が見える。
【向き・不向き】
向くのは、農業を起点に起業したい人、観光農園や体験型ビジネスに興味がある人、数字と仕組みで再現性を作りたい人。不向きなのは、栽培技術だけを深掘りしたい人(経営・集客の比重が大きい)。
