プロが厳選する 世界大恐慌が来ても絶対大丈夫な株200銘柄
- 著者:久保 修/副島 隆彦(監修)
- 出版社:秀和システム
- 出版日:2023/07/11
- ISBN:9784798070483
書評
「危機が来ても生き残る」を最優先に、バリュー投資目線で“守りの強い日本株”を200銘柄に絞って提示。テーマ別リストなので、まずは自分の監視リスト作りに使える。銘柄そのものより、選定基準(何を重視するか)を抜き取る読み方が吉。
【どんな本?】
世界的な金融不安や景気後退を前提に、「それでも持ちこたえやすい株」をバリュー投資の観点から集めた“銘柄カタログ型”の一冊。序章で危機の見立てと投資スタンスを示し、以降はテーマ別に200銘柄を並べていく構成で、読むというより“参照して使う”タイプの本です。
【刺さるポイント】
この本の価値は、銘柄当てというより「危機対応の発想」を固定できる点。相場が荒れると、人は“次に伸びる夢”へ飛びつきがちですが、本書は逆に、経営の堅さ・資金力・事業の土台といった守備側の条件に目を向けさせます。テーマ別にまとまっているので、気になる領域(インフラ、資源、軍需など)から監視候補を拾い、普段の調査に接続しやすいのも実務向きです。
【向き・不向き】
向くのは、暴落局面でも判断がブレない“買いリスト”を準備したい人、銘柄選びの軸を作りたい人。不向きなのは、個別銘柄の詳細分析を1冊で完結させたい人や、短期売買の手法を探している人。銘柄は入れ替わるので、基準の抽出→自分で検証、が前提になります。
