10万円から始める「高配当株」投資術
- 著者:坂本彰
- 出版社:あさ出版
- 出版日:2017/05/12
- ISBN:9784860639808
書評
高配当株で「配当をもらい続ける」長期設計を、10万円規模からの現実感で解説。まず“買ってはいけない株・業種”で地雷を避け、次に有望銘柄の見極め方へ進む構成が親切。低リスクで資産を増やすためのチェックリスト本。
【どんな本?】
高配当株を軸に、「配当利回りの良いものを買い、配当金を受け取り続ける」という発想で資産形成を組み立てる実践書。派手な売買よりも、銘柄選びと“避けるべき落とし穴”を先に押さえるのが特徴。章立ても、最初に前提(資産を作るために知るべきこと)を置き、次に「買ってはいけない株」「買ってはいけない業種」で失点を防いでから、勝ち筋(有望な高配当株の見極め)へ進む。
【刺さるポイント】
この本の強みは“攻め”より“守り”が明確なこと。高配当は魅力的でも、減配や業績悪化で土台が崩れると長期保有の前提が崩れる。だからこそ「買ってはいけない」を体系化し、残った候補をどう絞るかを手順で示す。さらに袋とじ付録として注目銘柄リストが付くなど、行動に移す導線もある(ただし銘柄リストは鵜呑みにせず、自分の条件で再チェックが前提)。
【向き・不向き】
向くのは、頻繁な売買が苦手で“配当を軸に長く持つ”設計を作りたい人、最初に地雷回避の基準を固めたい人。不向きなのは、短期の値幅取りが主戦場の人や、インデックス積立だけで十分という人。高配当に興味があるなら、最初の一冊として土台作りに使いやすい。
