マンガ相場の神様本間宗久翁秘録
- 著者:森生文乃
- 出版社:パンローリング
- 出版日:2004-06
- ISBN:9784775930090
書評
ローソク足の源流「酒田罫線法」を、相場師・本間宗久の生涯とともにマンガで学べる一冊。値動きの形を暗記する前に、需給と群集心理、欲と恐怖の扱い方が腑に落ちる。トレード日記の横に置いて、毎回の失敗を“人間の癖”として見直せる。古典の第一歩に最適。
『マンガ 相場の神様 本間宗久翁秘録―酒田罫線法の源流』は、ローソク足の源流として語られる「酒田罫線法」を、伝説的相場師・本間宗久の物語に乗せて理解させるマンガ。チャートの形を丸暗記するタイプではなく、米相場を取り巻く需給、情報の偏り、群集心理が価格を揺らす仕組みを“人間ドラマ”として掴ませてくれるのが強みです。勝ち筋はテクニック以前に、欲張り・恐怖・早合点といった自分の癖をどう扱うかにある——その前提が自然に腹落ちします。
古典なので、いま流行りの指標や具体的な売買ルールが欲しい人には物足りないかもしれません。ですが「なぜローソク足が語り継がれるのか」「相場格言が何を戒めているのか」を背景ごと理解すると、普段の検証が一段深くなる。おすすめの読み方は、刺さった場面を3つ選び、①その時の相場環境(過熱/総悲観など)②自分の行動③次回の対策、をメモに落とすこと。チャート学習の前に“相場の見方”を整えたい人の、良い入口です。
