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元法制局キャリアが教える民法を読む技術・学ぶ技術

  • 著者:吉田利宏
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 出版日:2021-06
  • ISBN:9784478104422

書評

民法が条文で迷子になる人は買い。要件→効果の読み分け、条文の分解、改正点の押さえ方を“最重要部分”に絞って図解。事例に当てはめる順番、条文の探し方、読み飛ばしていい所まで明示。資格試験の答案作りや契約・クレーム対応の判断が速くなる一冊。

本書は「民法が読めない/覚えたはずが使えない」を、読み方と学び方の“型”で解決する実務型テキストです。著者は法制局で法律案作成に携わった経験を背景に、条文を①要件と効果に分ける、②用語を定義してから読む、③例外→原則の順で整理する、といった読み解きの基本を徹底して提示。さらに、民法の膨大な範囲を闇雲に網羅するのではなく、試験でも実務でも頻出する「最重要部分」に絞り、学習の順番と復習の回し方まで案内します。民法大改正への対応ポイントも押さえられているので、旧知識のまま学び直す人にも安心。条文の探し方、関連条文をどう“束ねて”読むか、事例問題で論点が飛ぶときの立て直し方など、つまずきポイントに直接効くのが魅力です。おすすめの使い方は、通読で地図を作ったあと、①条文を分解してメモ→②事例に当てはめて結論→③根拠条文を引き直す、の3手順を反復すること。法律書の“読解力”を上げたい人、契約・クレーム対応で根拠を持って判断したい人の、頼れる参照書になります。