マンガ経営戦略全史 革新篇
- 著者:三谷宏治/星井博文(シナリオ)/飛高翔(画)
- 出版社:PHP研究所
- 出版日:2016/05/20
- ISBN:9784569830506
書評
戦略論の「その後」をマンガで一気読み。ポーターやバーニー以後、環境が不確実になる21世紀に、ポジショニング/ケイパビリティだけでは足りない理由と、試行錯誤で勝つ“アダプティブ戦略”の発想が腹落ちする。戦略を暗記でなく状況対応の道具に変える後編。
【どんな本?】
『経営戦略全史』をマンガで再構成したシリーズの後編(革新篇)。テーマは21世紀の経営環境=不安定・不確実の中で、従来の「良い戦略」をどう更新するか。ポジショニングとケイパビリティの統合、イノベーション論、そして最後に“アダプティブ主義(試行錯誤アプローチ)”へと進み、乱流を泳ぎ切る戦略観を提示します。
【刺さるポイント】
刺さるのは、「正解を当てる戦略」から「外れたら直す戦略」へ視点を切り替えさせるところ。市場が読みにくい時代は、完璧な計画より学習速度が武器になります。本書は、巨人たちの議論(統合・反発・継承)を物語として追えるので、フレームワークが“いつ効くか/いつ危ないか”が肌感で分かる。戦略が机上の言葉から、現場の運用(仮説→実験→修正)に降りてくるのが強みです。
【活かし方】
いまの仕事や事業アイデアを1つ選び、「仮説」「小さな実験」「学びの指標」を1行ずつ書いてみる。これだけで“アダプティブ戦略”が実装に変わります。
