蔵書検索

マンガ経営戦略全史 確立篇

マンガ経営戦略全史 確立篇

  • 著者:三谷宏治/星井博文(シナリオ)/飛高翔(画)
  • 出版社:PHP研究所
  • 出版日:2016/05/20
  • ISBN:9784569830490

書評

経営戦略の巨人たち(テイラー〜ケイパビリティ派など)の論争と発展を“マンガの冒険活劇”で一気に俯瞰できる。科学的管理法か人間関係重視か…といった対立軸がストーリーで頭に入るので、フレームワーク暗記より「なぜその理論が必要だったか」が腹落ちする。戦略の地図を最短で作りたい人向け。

【どんな本?】
ビジネス書大賞などでも話題になった『経営戦略全史』を、マンガで“通史”として再構成した一冊(本書は「確立篇」)。科学的管理法、人間関係論、QC(PDCA)など、経営戦略・経営管理の基礎を形づくった潮流を、時代背景と人物の関係(対立・継承)で追えるようにしています。

【刺さるポイント】
この本が強いのは、理論を「正解集」としてではなく、“現場の課題に対して生まれた解決策”として理解させるところ。たとえば、効率を上げたい局面では科学的管理法が力を持ち、組織が大きくなるほど人間関係・モチベーションの問題が前に出る——その揺れが物語の推進力になります。結果として、フレームワークを「いつ・どんな状況で効く道具か」として持てるようになり、実務での使い分けがうまくなる。戦略本に挫折しがちな人の“入口”として相性がいいです。

【活かし方】
読みながら「自分の仕事の悩み」を1つ決めて、各章で「この理論は今の自分のどの問題に効く?」を1行メモ。読み終えたら、そのメモが“自分専用の戦略辞書”になります。