マンガで入門!会社の数字が面白いほどわかる本

- 著者:森岡 寛(作)/渡邊 治四(画)
- 出版社:ダイヤモンド社
- 出版日:2012/05/17
- ISBN:9784478017470
書評
決算書やキャッシュフローが苦手でも、物語マンガで「会社のお金の流れ」を腹落ちさせる入門書。黒字・赤字の意味、減価償却、資金繰り、利益と現金のズレなどを、現場のトラブル解決として追体験できる。数字を“読む”より“使う”感覚が身につき、会議や経営判断の理解が一段上がる。
【どんな本?】
食品メーカーに入社した新人が、会社の「綱渡りの資金繰り」を立て直すプロジェクトに巻き込まれる——というストーリーを軸に、財務諸表・キャッシュフロー・利益と現金の違いといった“会社の数字の基本”をマンガで学べる本です。専門用語の暗記ではなく、現場で起きる問題(銀行からの圧力、資金不足、改善策の検討)が先に来て、必要な数字の見方があとからついてくる構成。だから、簿記や会計に挫折した人ほど読みやすいタイプです。
【刺さるポイント】
刺さるのは、「利益が出ているのに潰れる」みたいな直感に反する話を、“お金の流れ”として体感させてくれるところ。会社の数字は、見た目の損益よりも資金繰り(キャッシュの増減)が致命傷になる場面が多い。本書はそのズレを物語で何度も踏ませるので、読後に「PLだけ見て安心するのが危ない」が腑に落ちます。さらに、数字を読むことが目的ではなく、改善の打ち手(どこを直せばキャッシュが増えるか)へつなげる発想が手に入るのが強い。実務で“数字アレルギー”を減らしたい人に効きます。
【活かし方】
読み終えたら、自分の仕事を「売上」「利益」「キャッシュ」の3つで説明してみる。説明できない箇所が、次に学ぶべき論点になります。
