交渉力養成ドリル
- 著者:内藤誼人
- 出版社:ダイヤモンド社
- 出版日:2007/10/26
- ISBN:9784478002841
書評
交渉はセンスではなく“練習”で上達する——その前提で、交渉場面を想定した設問(ドリル)と、心理学・学術データに基づく解説で鍛える実戦書。心構え→懐に入る戦術→現場アクション→会話力→プラスアルファまで体系化され、会議・値引き・社内調整の勝率を底上げする。
【どんな本?】
交渉術の“読み物”ではなく、問題を解きながら鍛えるドリル形式の一冊。交渉の場を想定した設問と、その解説(心理学・学術データを根拠にした考え方)がセットで進みます。交渉を「押しの強さ」ではなく、状況設計・心理設計・会話設計の総合技術として扱うのが特徴です。
【刺さるポイント】
刺さるのは、“交渉が苦手”の正体を分解してくれるところ。相手を説得する前に、ゴール設定が曖昧だったり、人間関係の扱いで損をしていたり、期限や失敗対応で主導権を落としていたり——そのズレを設問で自覚できます。章立ても、心構え→相手の懐に入る戦術→即使えるアクション→会話力→差がつく一手、という流れで、実務で詰まりやすい順に並ぶ。読み終えると「次の交渉で何を直すか」が具体的に出るのが強みです。
【活かし方】
おすすめは“案件1本集中”。いま抱えている交渉(稟議、値引き、条件変更、社内調整など)を1つ決め、関連しそうな設問だけ先に解く→明日の打ち手を1つ決める、で回すと効果が出やすいです。
