「もう一度来たい」と思わせる心理術
- 著者:内藤誼人
- 出版社:ベストセラーズ
- 出版日:2008/03/17
- ISBN:9784584130544
書評
接客は「親切」だけでなく心理の仕掛け。本書は、相手を認めて持ち上げる、ムードを伝染させる、選択肢で迷わせすぎない、予想外の一手で感動を作る…を解説。水商売の知恵も借りつつ、好意の返報性で“また来たい”を生む導線づくりが学べる。明日から使える小技が多い。
【どんな本?】
リピート客を増やしたい人に向けて、「もう一度来たい」を生む接客の心理学をまとめた一冊。相手を認めて気分を上げる、場のムードを整える、選択肢の出し方を工夫するなど、感情が動く瞬間を“設計”する発想で語られる。
【刺さるポイント】
ポイントは、上質さ=過剰サービスではなく「予想外」と「納得感」。小さなサプライズ、聞き方・相づち、距離感(タッチング等)の取り方が、好意の返報性につながり、次の来店の動機になる。中断して焦らす(ゼイガルニク効果)、時間や手間をかけてもらい本気度を上げる(コミットメント)など、心理学の用語が現場の行動に落ちているのも良い。
【使いどころ】
店舗だけでなく、営業、オンライン接客、コミュニティ運営にも効く。やることは「相手の体験」を細分化して、入口〜滞在〜退出後までを整え、最後に感動を残すこと。チェックリスト的に使える実用書。
【注意点】
テクニック先行になると“操作されている感”が出る。相手への敬意と誠実さを土台に、無理なく続けられる型だけ選ぶのがコツ。
