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「人たらし」のブラック心理術

「人たらし」のブラック心理術

  • 著者:内藤誼人
  • 出版社:大和書房
  • 出版日:2005/09/01
  • ISBN:9784479770794

書評

「人に好かれる」を“善意”だけでなく心理テクニックとして分解し、初対面の印象、会話、場の空気、危機対応、議論の仕方まで具体的に提示する一冊。ブラックという刺激的な看板だが、実態は“人間関係の勝率を上げる型”の集積。営業・交渉・職場の立ち回りに即効性がある。

【どんな本?】
初対面で好感を持たせる、会話で相手の心を開く、職場の空気を変える——人間関係で起きがちな局面を、心理学の「使える部分」だけ抽出して並べた実践書です。章立ては、基本ルール→好印象→危機対応→職場→会話→議論→上級編、という流れで、場面別に引ける構成になっています。

【刺さるポイント】
効くのは、「いい人でいよう」ではなく“相手がそう感じる条件”を操作変数として扱うところ。たとえば印象形成の小技、距離の詰め方、相手が話したくなる受け止め方など、再現しやすい粒度で書かれているので、読みながらすぐ試せます。一方で“ブラック”の名の通り、相手を動かす発想が中心なので、使い方次第で関係が軽くなるリスクもある。だからこそ、本書は「信頼を積み上げるための初動の型」と割り切って使うのが良いです。

【活かし方】
まずは「初対面」「会話」「議論」の3章だけを読み、明日使うフレーズ/振る舞いを1つ決めて実験→反省、を3回回す。小さく検証すると、テクニックが自分の言葉になります。