M&A企業評価
- 著者:小山泰宏
- 出版社:中央経済社
- 出版日:2011/05/19
- ISBN:9784502685804
書評
M&Aの意思決定を「企業価値評価」で腹落ちさせる実務書。WACC(株主資本・負債企業の資本コスト)からFCF見積り、買収評価の具体例、海外案件、リスク評価、シナリオ分析まで手順で追える。数字で判断できる型が欲しい人の“机上の六法”。
【どんな本?】
M&A案件を評価するための企業価値評価を、式と手順と具体例で“実務として回せる形”に落とし込んだ一冊。投資家目線の株主価値評価だけでなく、長期的に経営資源をコミットする企業側の目線で、総リスクを踏まえた評価も扱うのが特徴です。
【刺さるポイント】
強いのは、理論の紹介で終わらず「どう計算し、どう判断に使うか」へ一直線なところ。資本コスト(全額株主資本企業/負債企業)、フリー・キャッシュフローの見積り、買収案件の評価事例、海外買収の勘所、そしてリスク評価やシナリオ分析まで、M&Aで“迷いがちな論点”が章立てで揃っています。結果として、雰囲気で「シナジーが出そう」を言わずに、前提と数字で議論できるようになる。財務の武器を、意思決定の言葉に翻訳してくれる本です。
【活かし方】
読むときは、①WACC ②FCF見積り ③評価事例、の順で“自分のExcelテンプレ”に写経するのが一番効きます。テンプレができると、案件が変わっても再現性が残ります。
