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新・司法試験予備試験に独学合格する方法

  • 著者:鬼頭政人
  • 出版社:中央経済社
  • 出版日:2019-09
  • ISBN:9784502323218

書評

予備試験を独学で狙う人は買い。制度改定を踏まえ、科目の優先順位、教材の選び方、学習の回し方を「無駄を削る」視点で提示。勉強量より手順で差がつく人に効く。

本書は、司法試験“予備試験”合格を独学で目指す人のために、学習の全体設計を「最短ルート」の視点で組み直した実践書です。新版では制度改定を踏まえた方針が示され、いまの環境で何を優先し、何を捨てるべきかが整理されています。独学者が迷いがちなポイント――教材選び、科目ごとの配点感覚、インプットとアウトプットの比率、復習の回し方、ペース管理――を“手順”として提示してくれるのが強みです。 
おすすめの使い方は、最初に通読して「自分の年間計画」を紙に落とすこと。そのうえで、つまずいたタイミング(演習が伸びない、択一が崩れる、論文がまとまらない等)で該当箇所に戻り、やることを1〜2個に絞って実装する。予備試験は情報量に溺れるほど遠回りになりやすいので、本書の価値は“勉強の地図”を作り、独学のブレを減らす点にあります。網羅的な法律解説書ではないため、知識の肉付けは別途必要ですが、独学の失点を減らす起点として有効な一冊です。