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なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?――これからを幸せに生き抜くための新・資本論

なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?――これからを幸せに生き抜くための新・資本論

  • 著者:山口揚平
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 出版日:2013/03/07
  • ISBN:9784478017593

書評

お金を「権力」や「搾取」ではなく、信用と価値の交換=コミュニケーションとして捉え直す“新・資本論”。ゴッホとピカソの対比を入口に、得する場所探しより価値創造へ視点を切り替える。稼ぎ方以前に、お金との距離感と生き方の軸を整える一冊。

【どんな本?】
「お金とは何か?」を、経済学の教科書ではなく“生き方の道具”として捉え直す本。タイトルはゴッホとピカソの生前の境遇差をフックにしつつ、中心はこれからの資本主義で個人がどう価値を生み、どう評価され、どう自由度を増やすかという“新・資本論”の提案です。

【刺さるポイント】
本書が効くのは、お金を「目的」から「結果」へ戻す発想。得するポジションや情報優位を探すより、価値創造に注力すべきだ、と繰り返し促します。お金をコミュニケーションツールの一種として位置づけることで、稼ぐ=誰かに貢献して信用を積む、という線で理解でき、自己啓発でも投資論でもない“軸の置き方”が手に入る。抽象度は高めですが、仕事や発信、学びの方向性がブレやすい時に読むと、行動の優先順位が整理されます。

【活かし方】
読後は「自分が増やしたい価値は何か」「それを受け取る相手は誰か」「信用を積む最小の行動は何か」を3行で書くと、主張が現実の動きに落ちます。