小さい農業で稼ぐコツ――加工・直売・幸せ家族農業で30a1200万円
- 著者:西田栄喜
- 出版社:農山漁村文化協会(農文協)
- 出版日:2016/02/10
- ISBN:9784540151361
書評
30aの小さな畑でも、少量多品目の計画栽培+野菜セット+漬物・菓子の加工+直売で“家族が回る稼ぎ”を作る実務書。作り方だけでなく、売り方(個人の出し方)やファンの増やし方まで一気通貫。農業を「暮らしと商い」で成立させたい人の教科書。
【どんな本?】
“自称日本一小さい専業農家”の著者が、30a規模でもきちんと稼げる「小さい農業」を、栽培・加工・直売・発信までワンセットで解説する一冊。少量多品目で一年中切れ目なく収穫し、野菜セットや漬物・菓子などの加工品に展開して、直売で価値を取りにいく設計が核です。
【刺さるポイント】
農業本なのに、畑の技術だけで終わらないのが強い。混植や育苗、連続どり、超密植など「畑をムダにしない」工夫と同時に、単品ではなくセットで売る、原材料へのこだわりを言語化する、個人(店主)を前面に出す――といった“商いの筋”が具体的に語られます。さらに、つながり方=ファンづくりまで章立てで整理されていて、売上を偶然にしない感覚が身につきます。
【活かし方】
読むときは「①年間の収穫の切れ目をなくす計画」「②加工で“長く売れる形”にする」「③直売で固定客を増やす」の3枚にメモ化すると、すぐ自分の設計図に変わります。
