文系のためのデータサイエンスがわかる本
- 著者:高橋威知郎
- 出版社:総合法令出版
- 出版日:2019-09
- ISBN:9784862807069
書評
文系でデータ分析が怖い人は買い。AI・統計・ビッグデータを“数式より意味”で解きほぐし、分析の流れ(問い→データ→前処理→可視化→解釈)をやさしく案内。Excelや業務データの例で腹落ちしやすく、用語で止まらず一歩踏み出せる入門書です。
『文系のためのデータサイエンスがわかる本』は、AIや統計に苦手意識がある人でも「データで考える力」を身につけるための入門書。数式を先に詰め込むのではなく、①何を知りたいのか(問い)②どんなデータを集めるか③汚れたデータを整える(前処理)④見える化して傾向をつかむ⑤意味づけして意思決定につなげる——という実務の流れで理解させてくれます。専門用語に振り回されがちなポイントを平易な言葉でほどき、仕事のデータやExcelを扱う感覚に近いところから入れるのが魅力。さらに、AIやビッグデータの話題も「何ができて、何ができないか」を過度にあおらず整理してくれるので、流行語に置いていかれにくい。通読で全体像を作ったら、次は自分の業務課題に当てはめて「まず可視化だけ」「集計の粒度をそろえる」など小さく試すと、学びが実感に変わります。プログラミングの実装を深掘りしたい人は別教材が必要ですが、最初の地図としては十分に頼れる一冊です。
