面白いほどよくわかる相対性理論
- 著者:大宮信光
- 出版社:日本文芸社
- 出版日:2001-01
- ISBN:9784537250206
書評
相対性理論を「予備知識なしで」一気に登りたい人は買い。難所を細かく区切って順に案内し、時空の歪みやブラックホールまで“勘どころ”を外さず解説。通読で全体像→気になる章を再読が最短。
相対性理論は「時間が遅れる」「長さが縮む」と聞くだけで難しく感じますが、本書は“予備知識ゼロでも読める”ことを最優先に、相対性理論という高い山を段階的に案内してくれます。ポイントは、いきなり数式で押し切らず、まず勘どころ(何がどこで直感に反するのか)を押さえ、難しい箇所は小さなステップに分解して理解を積み上げる構成になっていること。結果として、特殊相対性理論の考え方から、時空の歪み・重力の捉え方へと視界が広がり、ブラックホールなどの話題まで「つながり」で追えるようになります。 
おすすめの読み方は、最初に通読して“全体の地図”を作り、次に引っかかった章だけを繰り返すこと。相対性理論の「どこが分からないのか」を自分で特定できるようになるので、次により専門的な入門書へ進むための土台にもなります。難解さに圧倒されて挫折した経験がある人ほど、再挑戦の一冊として向きます。
