いますぐプライベートカンパニーを作りなさい!
- 著者:石川 貴康
- 出版社:東洋経済新報社
- 出版日:2016-04-08
- ISBN:9784492733332
書評
給料が上がらない時代に「会社=プライベートカンパニー」を持ち、控除・経費・不動産を組み合わせて手元資金を増やす発想を解説。妻や親を巻き込む実務例が具体的で、節税を“仕組み化”する入口になる。読み終えると、まず家計と税金の棚卸しをしたくなる。
本書は、昇給が期待しにくい時代に「稼ぐ」より先に“残す”力を上げるための提案で、サラリーマンでも作れる「プライベートカンパニー(自分の法人)」を“お金の貯水池”として使う発想を軸にしています。控除を使い切る、経費化できる支出を整理する、そして不動産などの資産形成とつなげる、という流れが一冊で俯瞰できます。
面白いのは、制度論を並べるだけでなく、妻を従業員/経営者にする、親世代を巻き込む、といった“家計単位での設計”を具体例として示し、どこで手元資金が増えるのかをイメージさせる点です。章立ても「なぜ今きついのか」→「貯水池を作る」→「控除」→「法人設立」→「実践編」と、実行順に並んでいて迷いにくい。
読み終えたら、まずは①自分の支出で“経費になり得る”ものの洗い出し②控除の取りこぼし確認③法人化のコストと手間の試算、の3点をチェックリスト化すると実用度が上がります。税制は改正されるので、最新要件の確認や専門家への相談を前提に、考え方(仕組みで残す)を取り入れるのが安全です。
