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日本の神話(完全保存版)――この国の始まりと天皇家の起源をたどる

日本の神話(完全保存版)――この国の始まりと天皇家の起源をたどる

  • 著者:編著者表記なし/TJ MOOK
  • 出版社:宝島社
  • 出版日:2019/05/28
  • ISBN:9784800294715

書評

『古事記』『日本書紀』だけでなく、『風土記』や『古語拾遺』『先代旧事本紀』など周縁史料まで横断し、日本神話を“体系”として掴ませるムック。天皇・皇后の物語や、発掘調査から見える神々の痕跡も押さえ、神社めぐりの予習・復習にちょうどいい入門書。

【どんな本?】
日本神話を、『古事記』『日本書紀』中心の“記紀神話”だけに閉じず、各地の神話を伝える『風土記』や『古語拾遺』『先代旧事本紀』『倭姫命世紀』などまで含めて俯瞰するTJ MOOK。章立てで神話の骨格→天皇・皇后の物語→八百万の神々→発掘調査→主要な神々30柱、と視点が段階的に広がります。

【刺さるポイント】
「物語として面白い」だけで終わらず、神話が土地・系譜・権力と結びついて編まれてきた背景を感じ取れるのが強み。参拝前に読めば、社伝や由緒の“どこが神話の接続点か”が見えてきます。逆に参拝後に読むと、「あの場所の祭神がこの系譜にいるのか」と点が線になります。

【読み方のコツ】
気になった神名を追いかけて読んでもOK。最後の「神様30」を入口にして、前章へ戻って関連神話を拾うと理解が早いです(アマテラス〜菅原道真まで幅広く収録)。

【こんな人に】
神社めぐりをしていて、同じ神名が各地で現れる理由が気になった人/天皇や皇祖神のストーリーを最短で整理したい人/“神話×土地”の関係を掴みたい人におすすめ。