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最高の戦略教科書 孫子

  • 著者:守屋淳
  • 出版社:日本経済新聞出版社
  • 出版日:
  • ISBN:9784532169251

書評

仕事や勝負で「無駄に消耗しない勝ち方」を身につけたい人は買い。『孫子』を現代語で整理し、戦う相手の選び方、勝てる条件の作り方、情報優位の取り方を“型”で示す。精神論ではなく戦略の教科書。

『孫子』は“強くぶつかって勝つ本”ではなく、「負けない仕組みで勝つ」ための原理書だと腹落ちさせてくれる一冊。原典の要点を、①孫子は何を言いたいのか、②現代でどう使うか、の流れで読み解き、仕事・交渉・競争・組織運営に転用できる形に落としていく。

特に刺さるのは、勝てる相手とだけ戦う/相手の強みを外す/情報格差を作る/「正」と「奇」を使い分ける、など“戦わずして勝つ”発想が具体になる点。

弱点は、刺激的な成功談より「原理と型」中心なので、即効のテクだけ欲しい人には地味に映ること。ただ、忙しい人ほどこの“型”が一度入ると判断の迷いが減り、勝負どころで効いてくる本です。