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語り継がれる名相場師たち 明治・大正・昭和を駆け抜けた「勝ち組」53人

語り継がれる名相場師たち 明治・大正・昭和を駆け抜けた「勝ち組」53人

  • 著者:鍋島高明
  • 出版社:日本経済新聞出版社
  • 出版日:2010/07/31
  • ISBN:9784532195557

書評

相場の荒波を生き残り、巨富を築いた“名相場師”53人の逸話集。明治〜昭和の勝ち筋・負け筋が、欲望と胆力の物語として入る。投資術というより「人間のクセの教科書」。熱くなった時ほど効く。

【どんな本?】
明治・大正・昭和を駆け抜けた相場師たちを、エピソード中心に紹介する“人物で読む相場史”。厳しい相場の世界で何が武器になり、何が破滅につながったのかを、実名の人生ドラマとして追える一冊です。岩崎弥太郎、笹川良一、山本条太郎など、名前だけ知っていた人物が「どんな局面で勝ち、どこで危うくなったか」という温度で見えてきます。

【刺さるポイント】
テクニカルや銘柄選びより先に、相場で一番ブレやすい“心”を見せてくれるところ。大勝ちの裏にある決断の速さ、損を認める(認めない)癖、群衆から距離を取る胆力――そういう「型」が、成功談と失敗談の両方から浮かび上がります。読後に残るのは必勝法ではなく、「自分はどの局面で熱くなるか」という自己点検の視点です。

【活かし方】
気になった人物を3人選び、①勝因 ②失速の兆候 ③自分に置き換える注意点、を各1行でメモ。相場だけでなく、仕事の意思決定や買い物のクセの矯正にも転用できます。