超約版貞観政要
- 著者:呉兢 訳:夏川賀央
- 出版社:ウェッジ
- 出版日:2022/04/20
- ISBN:9784863102484
書評
帝王学の古典を“超約”で現代の仕事に持ち帰れる一冊。人の上に立つ条件、組織づくり、人材登用、後進育成まで、リーダーが迷う場面の判断軸を63の要点で一気に掴める。古典の重さはそのままに、明日の会議で使える形に落ちてくる。有事の舵取りに効く。
【どんな本?】
唐の太宗の言行をまとめた古典貞観政要を、現代のビジネス読者向けに“超約”=抄訳+要点抽出した一冊。1300年読み継がれる帝王学を、重たい原典の前に立ちすくまず触れられる形にしている。指導者の器、人材登用、後進育成など、リーダーの悩みどころを63のエッセンスで整理し、章立ても「人の上に立つ者の条件」「強い組織をつくる哲学」など実務の関心に寄せてある。
【刺さるポイント】
古典の名言集で終わらず、「上に立つ者は何を制限し、何を任せ、どこで耳の痛い意見を拾うか」といった“行動の基準”として読めること。部下を伸ばす関わり方、人材の見抜き方、失敗の乗り越え方まで射程が広く、マネジメントの迷いが“問い”に変わる。採用難・育成難の時代ほど、人材登用と後進育成の示唆が刺さる。
【読み方のコツ】
気になる章を1つ選び、刺さった箇所を「自分の現場だと何に当たる?」に置き換えてメモする(例:権限委譲、評価、採用、後継育成)。そのメモを次の1on1や会議の問いに変えると、古典が“引用”ではなく“運用”になる。週に1エッセンスをチームで共有するだけでも、言葉が共通言語になって効いてくる。
