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図解即戦力ホテル業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書

図解即戦力ホテル業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書

  • 著者:吉田雅也
  • 出版社:技術評論社
  • 出版日:2024/11/01
  • ISBN:9784297144821

書評

インバウンド回復と人手不足で変わるホテル業界を、経営の基本→収益指標(OCC/ADR/RevPAR)とレベニューマネジメント→国内外チェーンの業界地図→職種→マーケ/OTA/SNS→IT・DXまで図解で俯瞰。就活・転職・投資の“業界理解の地図”になる。

【何がわかる本か】
ホテルを「宿泊の場」ではなく、観光・不動産・金融・ITが絡む産業として捉え直し、“いま”の全体像を一気に俯瞰できる教科書。アフターコロナの需要回復、インバウンドの変化、サステナビリティ、人手不足などの最新論点を入口に、ホテル経営の基礎へ接続していく構成がわかりやすい。

【ビジネスの骨格】
ホテルビジネスを「所有・経営・運営」の機能に分け、所有直営/リース/フランチャイズ/マネジメント・コントラクトなど“儲け方の型”を整理してくれる。ここが見えると、ニュースで出てくる「持たざる経営」や、REIT・再生案件の意味が腹落ちする。

【数字で読む収益構造】
実務で効くのは、客室指標(OCC・ADR・RevPAR)や、料飲指標(RevPASH)を「何のために見る数字か」まで含めて並べている点。さらに需要に応じて価格を変えるレベニューマネジメント、予算管理とフォーキャストまで触れるので、現場にも投資にも“数字の読み方”が持ち帰れる。

【業界地図のつかみ方】
国内ホテルの主要プレイヤーに加え、マリオット/ヒルトン/ハイアット/IHG/アコーなど国際チェーンも俯瞰。ブランド戦略や運営モデルの違いを見比べながら読むと、「どの戦い方が伸びる局面か」を考える材料になる。

【マーケとDXの現在地】
集客は広告・PRだけでなく、レピュテーション(口コミ)やSNS、OTA・メタサーチ、会員制度、ブランドマネジメントまで“勝ち筋”が多層化していることがわかる。加えてPMS/サイトコントローラー/CRM、アプリ、チャットボットなど、ホテルDXの要素が一枚につながるので、業界の変化が具体化する。

【向く人】
ホテル業界志望者・転職者はもちろん、異業種から提携や参入を考える人、ホテル銘柄や不動産・観光を「業界理解から」掘りたい投資家にも相性がいい。まず通読で全体地図→気になる章(収益指標/マーケ/DX)を再読、の順で読むと回収が早い。