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いっきに学び直す日本史 近代・現代(実用編)

いっきに学び直す日本史 近代・現代(実用編)

  • 著者:安藤達朗 編集・解説:佐藤優/監修:山岸良二
  • 出版社:東洋経済新報社
  • 出版日:2016/03/30
  • ISBN:9784492062005

書評

明治維新から現代までを「通史の流れ」で一気に入れ直す学び直し本。幕藩体制の動揺→近代国家の成立→国際情勢と日本→現代、と因果でつなぐから、断片知識が一本線になる。地図・年表・史料演習つきで、教養だけでなく“仕事で歴史を説明する力”まで鍛えられる。

【立ち位置】
本書は「近代・現代」を、暗記ではなく“運用できる知識”として入れ直すための実用編。明治以降は制度・戦争・外交・経済が絡み合い、ニュースの背景として参照されやすいが、学校知識は断片になりがち。本書はその断片を、通史の流れに戻すことを最優先にしている。

【流れが掴める理由】
強みは、近現代を「幕藩体制の動揺→近代国家の成立→国際情勢の推移→現代の世界と日本」と、大きな転換点で整理している点。出来事を年号で積むのではなく、前の時代の“制約”が次の選択肢をどう決めたか、という因果が見えやすい。

【理解を固定する仕掛け】
さらに地図・年表・付録に加え、史料演習が入っているのが実務的。読むだけで終わらず、根拠(史料)に当たって説明できる形へ寄せられるので、「それっぽい話」を卒業できる。学び直しの最短ルートは、通読で地図を作り、演習で穴を可視化して埋めることだ。

【向く人】
ビジネスや発信で“歴史の筋”が必要な人、近代以降の外交・国家形成・国際関係を俯瞰したい人に相性がいい。